大衆向けで、通俗的・感傷的とされる物や表現。美術ではそれを意図的に取り入れることもある。
詳しい解説
ドイツ語に由来し、もともとは安っぽい模造品や、感傷に訴える通俗的な作品を軽んじて呼ぶ言葉でした。批評家クレメント・グリーンバーグが1939年の論文で前衛芸術と対比したことでも知られます。のちにポップアートなどでは、キッチュな物のけばけばしさや親しみやすさを、あえて作品に取り込む表現も現れました。
具体例
- 土産物の置物や派手な装飾品を素材にした作品。
鑑賞のポイント
この言葉を知っていると、作品のこんなところに注目できます。
- 作家がキッチュな物を「否定」しているのか「楽しんでいる」のかを考える。
美術館の解説文での使われ方
ポップアートや現代美術の解説で、作品の通俗的な要素を指して使われます。
公開日 2026-10-25 / 最終更新 2026-10-25