ある物事を、絵や言葉、映像などによって表し示すこと、またはそうして表されたもの。
詳しい解説
現実の物や出来事、人々などを、イメージや言葉によって「表す」ことや、その表されたものを指します。批評の分野では、表されたものは現実そのものではなく、誰かの視点で選ばれ、作られたものであるという点に注目して使われることが多い言葉です。
一般的な意味との違い
哲学や心理学では「心に浮かぶイメージ」の意味でも使われますが、美術の解説では「作品の中でどのように表されているか」という意味で使われることがほとんどです。
具体例
- 19世紀のヨーロッパ絵画に描かれた「東洋」のイメージを検証する展示。
- メディアにおける女性の表象を問い直す作品。
鑑賞のポイント
この言葉を知っていると、作品のこんなところに注目できます。
- 描かれた人物や場所が、誰の視点で、どのように表されているかを考える。
美術館の解説文での使われ方
現代美術や美術史の解説で、「〇〇の表象」のように、ある対象の表され方を問題にするときに使われます。
本展は、近代の観光ポスターにおける「ふるさと」の表象を手がかりに、風景とナショナリズムの関係を探る。
公開日 2026-10-25 / 最終更新 2026-10-25