ReArt美術用語辞典

ぐしょう / Figurative / Representational

具象

美術のジャンル・様式難易度:入門

別名・関連する表記:具象画、具象絵画、具象表現

人物や風景、物など、現実にあるものの姿がわかるように表すこと。

詳しい解説

見る人が「何が表されているか」を認識できる形で表現する美術を指します。写真のように細部まで写すものだけでなく、形を大胆に変形していても、元の対象がわかる場合は具象に含まれます。

混同しやすい用語との違い

抽象
抽象は現実の物の形を写さず、色や形そのもので表現する方向性で、具象と対になる言葉です。
写実主義
写実主義(リアリズム)は、19世紀の特定の運動や、ありのままに描こうとする態度を指します。具象はより広く、対象がわかる表現全般を指します。

具体例

  • 人物の姿がはっきりわかる肖像画。
  • 形がデフォルメされているが、花瓶と果物だとわかる静物画。

鑑賞のポイント

この言葉を知っていると、作品のこんなところに注目できます。

  • 何が描かれているかを確認したうえで、それを作家がどう変形・強調しているかを見る。

美術館の解説文での使われ方

抽象との対比で、作品や作家の表現の方向を説明するときに使われます。「具象から抽象へ」のような変化の説明もよく見られます。

公開日 2026-10-25 / 最終更新 2026-10-25