何かを指し示したり、意味を伝えたりする働きを持つ「しるし」のこと。
詳しい解説
文字、図、色、形、身振りなど、それ自体とは別の何かを指し示して意味を伝えるものを指します。美術では、イメージが現実の物を写すだけでなく、社会の中で共有された意味を運ぶ「記号」として働いていることに注目する見方があります。
一般的な意味との違い
日常では「+」や「〒」のような図形のしるしを指すことが多い言葉ですが、美術や批評では、イメージや物が意味を伝える働き全般を指して使われます。
混同しやすい用語との違い
- 象徴
- 象徴は、具体的なイメージが抽象的な意味と深く結びついたもので、記号の一種として考えられることもあります。
具体例
- 交通標識やロゴマークを素材にした作品。
- ブランド品のイメージが「豊かさ」の記号として扱われている作品。
鑑賞のポイント
この言葉を知っていると、作品のこんなところに注目できます。
- 作品の中のイメージが、それ自体以上の意味を運んでいないかを考える。
美術館の解説文での使われ方
ポップアートや現代美術の解説で、「記号としてのイメージ」「記号的な表現」のように使われます。
作家は、繰り返し複製された有名人の顔が、個人ではなく記号として消費されていく様子を描き出した。
公開日 2026-10-25 / 最終更新 2026-10-25