紙や写真、布などを画面に貼り付けて作る表現技法。
詳しい解説
フランス語の「糊で貼る(coller)」に由来する言葉。印刷物や写真、布、木片など、さまざまな既存の素材を切り抜いて画面に貼り合わせ、作品を構成する技法です。20世紀初めにピカソやブラックがキュビスムの作品で新聞紙などを貼り付けたことが、美術での本格的な始まりとされます。
混同しやすい用語との違い
具体例
- 雑誌の切り抜きを組み合わせて、現実にはありえない風景を作った作品。
- 新聞紙や包装紙を絵具と一緒に画面に貼り込んだ絵画。
鑑賞のポイント
この言葉を知っていると、作品のこんなところに注目できます。
- 貼られている素材がもともと何だったのか(新聞、広告、写真など)を見る。
- 異なる素材が隣り合うことで生まれる意外な意味や違和感に注目する。
美術館の解説文での使われ方
技法の説明のほか、「イメージのコラージュ」のように、異なる要素を組み合わせる構成方法を比喩的に表すときにも使われます。
広告や報道写真の断片をコラージュすることで、作家は大量消費社会のイメージを批判的に再構成した。
公開日 2026-10-25 / 最終更新 2026-10-25