物をさまざまな角度から見た形を、一つの画面の中に組み合わせて描いた20世紀初めの美術の動向。
詳しい解説
1900年代後半から1910年代にかけて、ピカソとブラックを中心に展開した動向です。一つの視点から見た姿を写す伝統的な遠近法を離れ、対象を幾何学的な面に分解し、複数の視点から見た形を一つの画面に再構成しました。新聞紙などを貼り込むパピエ・コレ(コラージュ)も、この中で生まれました。
具体例
- 正面と横向きの顔が一つに組み合わされたような人物画。
- ギターや瓶が、細かな面に分解されて描かれた静物画。
鑑賞のポイント
この言葉を知っていると、作品のこんなところに注目できます。
- 一つの物が、いくつの方向から見た形で組み立てられているかを探す。
- 色が抑えられている場合は、形の分解と組み立てに集中して見る。
美術館の解説文での使われ方
20世紀美術の出発点となった動向として紹介されます。
公開日 2026-10-25 / 最終更新 2026-10-25