ReArt美術用語辞典

えんきんほう / Perspective

遠近法

作品の構成・鑑賞難易度:入門

別名・関連する表記:透視図法、線遠近法、空気遠近法、パースペクティブ

平らな画面の上に、奥行きや距離感を表すための描き方。

詳しい解説

遠くの物を小さく、近くの物を大きく描き、平らな画面に立体的な空間があるように見せる方法です。平行な線が画面の奥の一点(消失点)に集まるように描く「線遠近法」は、15世紀のイタリアで理論化され、ルネサンス絵画で発展しました。遠くの物を青みがかった、ぼんやりした色で描く「空気遠近法」もあります。

具体例

  • 床のタイルや建物の線が、画面中央の一点に向かって集まる宗教画。
  • 遠くの山々がだんだん青く、かすんで描かれた風景画。

鑑賞のポイント

この言葉を知っていると、作品のこんなところに注目できます。

  • 画面の中の線を延長して、消失点がどこにあるかを探してみる。
  • 遠近法が意図的に崩されている場合、その効果を考える。

美術館の解説文での使われ方

ルネサンス絵画の解説や、遠近法から離れた近代絵画の説明で使われます。

公開日 2026-10-25 / 最終更新 2026-10-25