印象派の後に、それぞれ独自の方法で新しい絵画を切りひらいた画家たちの総称。
詳しい解説
19世紀末に、印象派の影響を受けながらも、そこから進んで独自の表現を追求した画家たちを指す言葉です。セザンヌ、ゴーガン、ファン・ゴッホ、スーラなどが代表的です。統一された運動ではなく、画面の構成、象徴性、感情の表現、色彩の理論など、それぞれが異なる方向を目指しました。名称は1910年にロンドンで開かれた展覧会に由来します。
一般的な意味との違い
「後期印象派」とも訳されますが、印象派の後期の段階という意味ではなく、印象派の「後」に現れた画家たちという意味です。
混同しやすい用語との違い
- 印象派
- 印象派は光や大気の印象をとらえることを重視しました。ポスト印象派はそれを出発点に、構成や感情、象徴など別の方向へ進みました。
具体例
- 山や果物を、幾何学的な形の組み合わせのように構成した絵画。
- うねるような筆づかいと強い色で描かれた風景画。
- 小さな色の点を並べて描いた点描の絵画。
鑑賞のポイント
この言葉を知っていると、作品のこんなところに注目できます。
- 同じ「ポスト印象派」の画家同士でも、描き方がまったく違うことを比べてみる。
美術館の解説文での使われ方
西洋近代絵画の展示で、印象派と20世紀美術をつなぐ時期として説明されます。
公開日 2026-10-25 / 最終更新 2026-10-25