ReArt美術用語辞典

ふろったーじゅ / Frottage (仏)

フロッタージュ

素材・技法難易度:基本

別名・関連する表記:こすり出し

凹凸のある物の上に紙を置き、鉛筆などでこすって模様を写し取る技法。

詳しい解説

フランス語で「こすること」を意味します。木目や葉、布など表面に凹凸のある物に紙をのせ、鉛筆やコンテでこすって形を浮かび上がらせる技法です。シュルレアリスムの画家マックス・エルンストが1920年代に作品の技法として用い、偶然生まれる形から想像を広げる方法として知られるようになりました。

具体例

  • 床板の木目を写し取った模様から、森や生き物の姿を描き起こした素描。
  • 子どもの遊びの「こすり出し」と同じ原理で作られた作品。

鑑賞のポイント

この言葉を知っていると、作品のこんなところに注目できます。

  • 写し取られた元の素材(木目、葉脈、布目など)が何かを想像してみる。
  • 偶然できた模様と、作家が意図して加えた部分を見比べる。

美術館の解説文での使われ方

シュルレアリスムの技法の一つとして、デカルコマニーなどと並べて紹介されることが多い言葉です。

公開日 2026-10-25 / 最終更新 2026-10-25