名もない職人が作った日常の道具に美しさを見いだそうとした考え方と運動。
詳しい解説
「民衆的工芸」を略した言葉で、思想家の柳宗悦が1920年代に、陶芸家の河井寬次郎や濱田庄司らとともに提唱しました。名もない職人が作り、暮らしの中で使われてきた日用品に、華美な美術品とは異なる「用の美」を見いだしました。各地の手仕事の収集や紹介、新しい工芸の制作などの活動が「民藝運動」として展開しました。
具体例
- 各地の窯で作られた、日常使いの素朴な器。
- 農村で使われてきた織物や木工の道具。
鑑賞のポイント
この言葉を知っていると、作品のこんなところに注目できます。
- 作者ではなく、使う人の暮らしを想像しながら道具を見る。
- 大量に作られたからこそ生まれる、無駄のない形に注目する。
美術館の解説文での使われ方
工芸やデザインの展示で、運動名や思想として紹介されます。
公開日 2026-10-25 / 最終更新 2026-10-25