理想化せずに、現実のありのままの姿を描こうとする態度や運動。
詳しい解説
美術史では、19世紀半ばのフランスで、ギュスターヴ・クールベらが神話や理想化された美ではなく、農民や労働者など同時代の現実をありのままに描こうとした運動を指します。より広く、対象を見たとおりに忠実に描こうとする態度を指すこともあります。
混同しやすい用語との違い
- 具象
- 具象は対象がわかる表現全般を指し、写実主義は「ありのまま」を重視する態度や19世紀の運動を指します。
具体例
- 畑で働く農民の姿を、美化せずに描いた絵画。
- 細部まで写真のように描き込まれた静物画。
鑑賞のポイント
この言葉を知っていると、作品のこんなところに注目できます。
- 何が「ありのまま」として選ばれて描かれているかを考える。
美術館の解説文での使われ方
19世紀フランス美術の運動名として使われるほか、「写実的な描写」のように描き方を説明する言葉としても使われます。
公開日 2026-10-25 / 最終更新 2026-10-25