物としての作品よりも、作品を通じて生まれる人と人との関係や出会いを重視する考え方。
詳しい解説
フランスのキュレーター、ニコラ・ブリオーが1990年代に提唱した考え方です。展示空間で料理をふるまう、人が集まる場を作るなど、作品をきっかけに生まれる人間同士の関係やコミュニケーションそのものを作品の中心ととらえました。1990年代以降の参加型の作品を語るときに、よく参照されます。
混同しやすい用語との違い
- 参加型アート
- 参加型アートは観客の参加によって成り立つ作品全般を指し、関係性の美学はそれを理論づけた考え方の一つです。
具体例
- ギャラリーの中で作家が料理を作り、来場者にふるまう作品。
- 来場者がくつろぎ、会話できる空間をしつらえた作品。
鑑賞のポイント
この言葉を知っていると、作品のこんなところに注目できます。
- 作品の場で、自分と他の来場者の間に何が起きているかに目を向ける。
美術館の解説文での使われ方
1990年代以降の現代美術や参加型の作品の解説で使われます。
公開日 2026-10-25 / 最終更新 2026-10-25