現代美術
インスタレーションや映像、パフォーマンスなど、20世紀後半以降に広がった表現の形式や考え方の言葉です。絵画や彫刻という枠に収まらない作品を前にして「どう見ればいいのか」と感じたときの手がかりになります。
まず知っておきたい代表的な用語
- こんてんぽらりーあーと / Contemporary artコンテンポラリーアートいまの時代に生きる作家による、同時代の美術のこと。
- いんすたれーしょん / Installationインスタレーション物や映像、音、光などを空間に配置し、その空間全体を作品として体験させる表現。
- こんせぷちゅあるあーと / Conceptual artコンセプチュアル・アート見た目の美しさや技術よりも、作品の背後にある考え(コンセプト)を重視する美術。
- びでおあーと / Video artビデオアートビデオや映像を表現の手段として用いた美術作品。
- ぱふぉーまんすあーと / Performance artパフォーマンス・アート作家などの身体による行為そのものを作品とする表現。
- さいとすぺしふぃっく / Site-specificサイトスペシフィック特定の場所のために制作され、その場所と切り離せない作品のあり方。
用語一覧(26語)
- あーとぷろじぇくと / Art projectアートプロジェクト美術館の外で、地域や社会と関わりながら一定期間にわたって行われる芸術活動。現代美術基本
- あっさんぶらーじゅ / Assemblageアッサンブラージュさまざまな物を寄せ集めて組み合わせ、立体的な作品を作る技法。素材・技法現代美術基本
- あぷろぷりえーしょん / Appropriationアプロプリエーション既存の作品や画像、イメージを借用し、新しい文脈で作品として示す手法。表現・批評の概念現代美術発展
- いんすたれーしょん / Installationインスタレーション物や映像、音、光などを空間に配置し、その空間全体を作品として体験させる表現。現代美術入門
- いんたらくてぃぶ / Interactiveインタラクティブ鑑賞者の動きや操作に、作品が反応して変化すること。表現・批評の概念現代美術入門
- かんけいせいのびがく / Relational aesthetics関係性の美学物としての作品よりも、作品を通じて生まれる人と人との関係や出会いを重視する考え方。現代美術表現・批評の概念発展
- ぐたいびじゅつきょうかい / Gutai Art Association具体美術協会1954年に関西で結成された、戦後日本を代表する前衛美術のグループ。美術史・芸術運動現代美術基本
- こんせぷちゅあるあーと / Conceptual artコンセプチュアル・アート見た目の美しさや技術よりも、作品の背後にある考え(コンセプト)を重視する美術。美術のジャンル・様式現代美術基本
- こんてんぽらりーあーと / Contemporary artコンテンポラリーアートいまの時代に生きる作家による、同時代の美術のこと。美術のジャンル・様式現代美術入門
- さいとすぺしふぃっく / Site-specificサイトスペシフィック特定の場所のために制作され、その場所と切り離せない作品のあり方。表現・批評の概念現代美術基本
- さうんどあーと / Sound artサウンドアート音や聴くことそのものを素材・テーマとする美術作品。現代美術基本
- さんかがたあーと / Participatory art参加型アート鑑賞者や地域の人々が制作や体験に参加することで成り立つ作品。現代美術基本
- すとりーとあーと / Street artストリートアート街の壁や路上など、公共の場で制作・発表される表現。現代美術入門
- ぱふぉーまんすあーと / Performance artパフォーマンス・アート作家などの身体による行為そのものを作品とする表現。現代美術入門
- はぷにんぐ / Happeningハプニング観客を巻き込みながら一回限りで行われる、即興的な出来事としての作品。現代美術美術史・芸術運動発展
- ぱぶりっくあーと / Public artパブリックアート公園や駅、広場など、誰もが目にできる公共の場所に設置された作品。現代美術入門
- びえんなーれ / Biennale / Biennialビエンナーレ2年に1度開かれる大規模な国際美術展。3年に1度のものはトリエンナーレと呼ばれる。現代美術作品の構成・鑑賞入門
- びでおあーと / Video artビデオアートビデオや映像を表現の手段として用いた美術作品。現代美術入門
- ふぁうんどおぶじぇくと / Found objectファウンド・オブジェクト作家が見つけたり拾ったりした既存の物を、作品の素材や作品そのものとして用いること。素材・技法現代美術基本
- ふるくさす / Fluxusフルクサス1960年代に国際的に展開した、芸術と日常の境界をなくそうとした芸術運動。美術史・芸術運動現代美術発展
- ほわいときゅーぶ / White cubeホワイトキューブ白い壁で囲まれ、装飾のない、近現代の美術館やギャラリーの典型的な展示空間。作品の構成・鑑賞現代美術基本
- みくすとめでぃあ / Mixed mediaミクストメディア複数の異なる素材や技法を組み合わせて作られた作品のこと。素材・技法現代美術入門
- めでぃああーと / Media art / New media artメディアアートコンピュータや映像、通信などの技術を用いた美術表現。現代美術基本
- ものは / Mono-haもの派石や木、紙などの素材をほとんど加工せずに置き、物と空間の関係を示した1960年代末〜70年代の日本の美術の動向。美術史・芸術運動現代美術発展
- らんどあーと / Land art / Earth artランドアート大地や自然の地形そのものを素材や舞台とする、主に野外の大規模な作品。現代美術基本
- れでぃめいど / Readymadeレディメイド既製品をそのまま、またはほとんど手を加えずに作品として示す方法。素材・技法現代美術基本
関連する学習ガイド
- 現代美術を理解するための用語 — 「これも美術なの?」と感じやすい現代美術。その背景にある考え方と、よく使われる表現形式の名前を、歴史の流れに沿って学びます。
- 素材と技法の基本 — キャプションの「素材・技法」欄に書かれた言葉を読めるようになるためのガイドです。絵具の種類から版画、布や陶まで、作品が何でできているかを学びます。
- 美術館の解説文を読み解くための言葉 — 解説パネルや図録には、日常語と同じ単語なのに意味がつかみにくい言葉がよく登場します。そうした「批評のことば」を中心に学びます。