圧倒的な大きさや力を前にしたときの、畏れと高揚が入り混じった感覚。
詳しい解説
18世紀に、イギリスの思想家エドマンド・バークやドイツの哲学者カントらによって論じられた美学の概念です。整った美しさとは異なり、嵐の海や険しい山、無限の広がりなど、人間を圧倒するものを前にしたときに感じる、恐れと感動が入り混じった感覚を指します。ロマン主義の風景画や、20世紀の巨大な抽象絵画などと結びつけて語られます。
一般的な意味との違い
日常では「崇高な理想」のように「気高い」という意味で使われますが、美学では、畏れを伴う圧倒的な感覚を指す専門用語です。
具体例
- 嵐の海に翻弄される小さな船を描いた風景画。
- 視界を覆い尽くすほど大きな色面の抽象絵画。
鑑賞のポイント
この言葉を知っていると、作品のこんなところに注目できます。
- 作品の大きさや、描かれた自然の規模に対して、自分がどう感じるかに意識を向ける。
美術館の解説文での使われ方
ロマン主義の風景画や抽象表現主義の解説で使われます。
公開日 2026-10-25 / 最終更新 2026-10-25