漆で文様を描き、乾く前に金や銀の粉を蒔きつけて装飾する技法。
詳しい解説
器物の表面に漆で絵や文様を描き、その漆が乾ききる前に金粉や銀粉を蒔いて付着させる、日本で独自に発展した漆芸の技法です。平らに仕上げる平蒔絵、文様を盛り上げる高蒔絵、全体を研ぎ出す研出蒔絵などの種類があります。硯箱や文箱、調度品などに用いられ、海外へも輸出されて高く評価されました。
具体例
- 黒い漆の地に、金で秋草の文様が描かれた硯箱。
- 文様の一部が立体的に盛り上がって見える手箱。
鑑賞のポイント
この言葉を知っていると、作品のこんなところに注目できます。
- 金の文様が平らか、盛り上がっているかを斜めから見る。
- 金の粉の細かさや、色の違う金の使い分けを探す。
美術館の解説文での使われ方
工芸展や日本美術の展覧会で、漆工品の技法名として作品名に含まれることも多い言葉です。
公開日 2026-10-26 / 最終更新 2026-10-26