ReArt美術用語辞典

えんかうすてぃーく / Encaustic

エンカウスティーク

素材・技法難易度:発展

別名・関連する表記:蜜蝋画、蝋画

顔料を溶かした蜜蝋(みつろう)で描く、熱を使う絵画の技法。

詳しい解説

蜜蝋に顔料を混ぜ、熱で溶かした状態で画面に塗り、冷えて固まることで定着させる技法です。古代ギリシャ・ローマの時代から使われ、エジプトで見つかった「ファイユームの肖像画」がよく知られています。蝋ならではの半透明の層やつや、厚みのある表面が特徴で、20世紀以降も現代の作家によって使われています。

具体例

  • ミイラの顔の部分に取り付けられた、古代の板絵の肖像。
  • 蝋の層が重なり、表面に半透明の厚みが感じられる現代の抽象作品。

鑑賞のポイント

この言葉を知っていると、作品のこんなところに注目できます。

  • 表面のつやや、層の重なりによる半透明感を見る。
  • 筆跡が溶けて固まったような跡があるかを探す。

美術館の解説文での使われ方

古代美術の展覧会や、素材に特徴のある現代美術作品のキャプションで使われます。

公開日 2026-10-26 / 最終更新 2026-10-26