卵などを接着剤として顔料を練った絵具、またはそれで描く技法。
詳しい解説
主に卵黄を使って顔料を練った絵具で描く技法です。速く乾き、細い線を重ねて描くのに向いています。ヨーロッパでは中世からルネサンス初期にかけて、板に描く祭壇画などで広く用いられ、その後、油彩が主流になっていきました。
具体例
- 金箔の背景に聖人が描かれた、中世の板絵。
- 細かい線を何本も重ねて陰影をつけた肖像画。
鑑賞のポイント
この言葉を知っていると、作品のこんなところに注目できます。
- 細い筆の線を重ねて立体感を出している部分を近くで見る。
- 油彩と比べて、色がどこか明るくマットな仕上がりになっていることが多い点に注目する。
美術館の解説文での使われ方
西洋の古い絵画のキャプションで「テンペラ、板」などと記され、油彩以前の技法として説明されます。
公開日 2026-10-25 / 最終更新 2026-10-25