作品の表面の質感や、素材がつくり出す手ざわりの感じのこと。
詳しい解説
フランス語で「素材・物質」を意味する言葉。美術では、絵具の盛り上がりやざらつき、つやなど、画面の表面に現れる物質的な質感を指します。日本語では「絵肌(えはだ)」とも言います。
一般的な意味との違い
フランス語では単に「材料」や「物質」の意味ですが、日本の美術用語としては、とくに絵画表面の質感を指して使われます。
具体例
- 絵具を厚く塗り重ね、筆やナイフの跡がはっきり残った油彩画。
- 砂や石の粉を絵具に混ぜて、ざらざらした表面にした絵画。
鑑賞のポイント
この言葉を知っていると、作品のこんなところに注目できます。
- 作品を斜めから見て、表面の凹凸やつやの違いを確かめる。
- 画像や印刷では伝わりにくい部分なので、実物ならではの見どころとして意識する。
美術館の解説文での使われ方
絵画の解説で「独特のマチエール」「重厚なマチエール」のように、表面の質感の特徴を述べるときに使われます。
幾層にも塗り重ねられた絵具が、岩肌を思わせる重厚なマチエールを生み出している。
公開日 2026-10-25 / 最終更新 2026-10-25