墨の濃淡やにじみ、かすれを生かして描く絵画。
詳しい解説
墨を水で溶き、その濃さや筆の運び、にじみやかすれによって形や空間、光や空気感を表す絵画です。中国で発展し、日本には鎌倉時代ごろに禅宗とともに本格的に伝わりました。室町時代の雪舟をはじめ多くの画家が手がけ、余白を生かした構成も大きな特徴です。
具体例
- 濃い墨の線と、薄い墨のぼかしで描き分けられた山水図。
- 大きな余白の中に、竹や鳥が少しだけ描かれた掛軸。
鑑賞のポイント
この言葉を知っていると、作品のこんなところに注目できます。
- 墨の濃い部分と薄い部分で、近いものと遠いものがどう描き分けられているかを見る。
- 何も描かれていない余白が、霧や水、空としてどう働いているかを考える。
美術館の解説文での使われ方
日本美術や中国美術の展覧会で、「紙本墨画」などの表記とともに頻出します。
公開日 2026-10-26 / 最終更新 2026-10-26