岩絵具や墨、膠などの伝統的な画材を使い、日本の絵画の伝統に基づいて描かれる絵画。
詳しい解説
明治時代に西洋から入ってきた油彩画(洋画)と区別するために使われるようになった言葉です。鉱物を砕いた岩絵具や墨などを、動物の皮や骨から作る膠(にかわ)で紙や絹に定着させて描くのが基本的な技法です。伝統を受け継ぎながらも、西洋画の表現を取り入れるなど、近代以降に新しく形づくられてきた絵画でもあります。
混同しやすい用語との違い
- 洋画
- 洋画は油彩など西洋由来の技法で描かれた絵画で、日本画と対になる言葉です。
具体例
- 絹に岩絵具で描かれた花鳥画。
- 金箔を貼った背景に、季節の草花を描いた屏風。
鑑賞のポイント
この言葉を知っていると、作品のこんなところに注目できます。
- 岩絵具の粒子が光を受けてきらめく様子を、角度を変えて見る。
- 余白の使い方や、輪郭線の美しさに注目する。
美術館の解説文での使われ方
近代以降の日本の絵画を分類するときの基本的な言葉として使われます。
公開日 2026-10-25 / 最終更新 2026-10-25