ReArt美術用語辞典

りとぐらふ / Lithograph

リトグラフ

素材・技法難易度:基本

別名・関連する表記:石版画、リトグラフィー、平版画

水と油が反発し合う性質を利用して、平らな版から刷る版画技法。

詳しい解説

石灰石や金属の平らな版に、油分を含む描画材で絵を描き、化学処理をしたうえで版を水で湿らせてインクをのせると、描いた部分にだけインクがつきます。版画の分類では「平版(へいはん)」にあたり、クレヨンで描いたような柔らかな線や微妙な濃淡を再現できます。19世紀以降、ポスターや挿絵にも広く使われました。

混同しやすい用語との違い

シルクスクリーン
シルクスクリーンは網目からインクを通す孔版、リトグラフは平らな版の化学的な性質を使う平版です。

具体例

  • 画家が描いたままのような柔らかい線が刷られたポスター。

鑑賞のポイント

この言葉を知っていると、作品のこんなところに注目できます。

  • 鉛筆やクレヨンで描いたような質感の線や、ぼかしの表現に注目する。

美術館の解説文での使われ方

版画作品のキャプションで技法名として記されます。

公開日 2026-10-25 / 最終更新 2026-10-25