本物がそこにあるかのように見る人の目を欺く、徹底した写実の表現。
詳しい解説
フランス語で「目をだます」という意味です。壁に描かれた窓や扉、画面に貼られたように見えるメモや虫など、実物と見間違えるほど立体的に描くことで、見る人を一瞬だまそうとする表現を指します。古代の壁画から見られ、ルネサンス以降は遠近法や陰影の技術とともに発展しました。
具体例
- 額縁から手や物がはみ出してくるように描かれた絵画。
- 建物の天井が、空へ向かって吹き抜けているように描かれた天井画。
鑑賞のポイント
この言葉を知っていると、作品のこんなところに注目できます。
- どこから見たときに最も本物らしく見えるか、立つ位置を変えてみる。
- 作家が見る人をどう「だまそう」としているか、その仕掛けを探す。
美術館の解説文での使われ方
静物画や天井画の解説、また「だまし絵」をテーマにした展覧会で使われる言葉です。
公開日 2026-10-26 / 最終更新 2026-10-26